たぶん向いてない
日々、理想と現実と、コピーと企画との間で葛藤しながら生きる、ビーコンコミュニケーションズの中島優子と申します。2022年、ハリボーのお相撲さんのCMでTCC新人賞をいただきました。ごっつぁんです。
同期の石山さんから貴重なバトンをお預かりしたことを上司(TCC会員)にお伝えしたところ、過去に執筆されたご経験から「間違っても、がちょーんとか書かない方がいいよ。十数年後に見返したときに後悔するから」とご忠告いただきました。そこだけは絶対に守りつつ、一週間走りたいと思います。
私、生まれは、東京都北区赤羽です。7歳から15歳までは父の仕事の都合でアメリカ、ウズベキスタン、そして近年ずっと情勢が緊迫しているウクライナで暮らしていました。
通っていた現地校やインターナショナルスクールは米国式の教育システムを採用しており、もともと備わっている「自我の強さ」という個性を尊重しながら育ててくださったからなのでしょうか。私はあまり、人に興味が持てない人間でした。相手の立場に立って物事を考え、言葉を発したことは、ほとんどなかったように思います。
コピーライターになってしばらく経ってからも、ミーティングやクライアントプレのたびに不用意な発言をしていたからでしょう。ある日、上司に諭されました。
「人の気持ちがわからない人に、いいコピーは書けないよ。人の心の機微がわかるようになりなさい」
次の瞬間、「きび」をググりました。
いろんな意味でコピーライター失格だと思いました。
あの頃よりは成長したとは思いつつ、未だに「コピーライター」と名乗ることに躊躇してしまう自分がいます。たぶん、向いてはいない―――。でも、この仕事が好きなのです。
今日からマスク着用ルールが緩和されますね。
私は屋内でも基本つける派です◎
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