ひとりブラック部活①
やっぱ男は、坂ダッシュだろ!
ジムなんてチャラチャラしたモンは、しゃらくせえ。
と心の中で啖呵切って、坂ダッシュを1ヶ月前から始めた。
(本当は通っていたジムが潰れたから)
家の目の前!無料!混まない!の3拍子揃った最高のジム、坂。
私の住む四谷三丁目周辺は坂がたくさんある。
しかも、かなりのド急坂。
君の名は。で舞台になっていたあたりといえばわかりますかね。
まず全力で駆け上がったら、インターバルがてら、ゆっくり降りて、また駆け上がる。
その繰り返し。
その初回の話です。
目の前に、そりたつ壁みたいな坂。山田勝己でさえも慄く。
まず、一本目。
早速7合目で、息が切れる。
フラフラになりながら頂上に到着したら、ゆっくり下る。
息が整う間もなく、2本目。
いきなり息が切れているが、それでも重力に逆らってなんとか頂上に。
このあたりでキツすぎて、周りの目が一切気にならなくなる。ラッキー。
すでに限界、からの3本目。
坂ダッシュではなく、坂”速歩き”くらいになってしまう。
なんとか頂上についたところで、小ゲロを吐く。
今時の部活なら、ここで保健室行きでしょう。
でも、ひとりブラック部活なので、ここからプラス2本。
2本とも坂歩きになってしまいながらも、なんとか完遂。
とっくに、”ピリオドの向こう側”に行った中でのラストは、なかなかでした。
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後輩の武田くんから、バトンを受け取った電通の茂庭と申します。
今週、どうぞよろしくお願いします。
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