リレーコラムについて

イエスキリスト氏のコピーに賞をあげてみる。その3。

鈴木契

今週は

世界的歴史的コピーライターこと

イエスキリスト氏のコピーに 

天国クライストコピー賞をあげています(何様)

略してTCC賞、それでは今日も発表です!

 

 TCC連呼部門賞の発表です。

 

受賞作は「はっきり言っておく」です。

イエスキリスト氏の活動が書かれているのは 4つの福音書。

その4つの福音書で合計74回連呼されました。

ヨハネによる福音書で25回

ルカによる福音書で6回

マルコによる福音書で13回

マタイによる福音書で30回。

 

これぐらい何回も言ってたら 弟子はモノマネしてたんちゃいますかね。

なぜこの言葉を連呼したのか。

その頃イエスキリスト氏と対立していたのが当時の知識階級。

律法とよばれる戒律を理屈っぽくだらだら言う人々というイメージ。

賢い人たちに対して市井の皆さんは律法の本質より細々としたルールを

守っておけばよいというスタンスだったのだと思います。

逆にイエスキリスト氏は短い文章で市井の人に わかるように伝えるというスタンス。

それがこの言葉を多用する結果になったのではないでしょうか。

このスタンスが仇?となって当時の知識階級と対立し十字架に架かることになってしまいます。

ズバリ言うわよ!と何度も連呼していた細木数子先生も最近みないですもんね。

スタンスには気をつけたいものです。

 

これと同じニュアンスで

「聞く耳のあるものは聞くがよい」というコピーもありました。

というわけでTCC連呼部門、見事受賞です。

 

つづいてTCC交通賞の発表です。

受賞作は

「わたしは道であり、真理であり、命である。私を通らなければ、だれも父のもとへ行くことができない。」(ヨハネによる福音書より)

イエスキリスト氏はさまざまな場面で

私は◯◯である。というパターンでコピーを書いています。

自己紹介の言い換えしつづけることが 、布教だったのでしょう。

他にも私はぶどうの木と言ってみたり 自分を何度もたとえています。

やはりA is Bは非常にシンプルで強いですね。

 

これは「父さんのところにどうやったら帰れるんやろうか」

という帰省の方法をグーグルマップ的に伝えているのではなく、

私を受け入れないと、神様にたどり着けない、

天国にたどりつけないというコピーです。

私は、「道」「たどりつけない」という言い換えは

わかりやすくていいコピーですね。さすが神。

 

なんでもないようなことが幸せだったと思う昨今のトレンドにも合った

道のコピーがTCC交通賞みごと受賞です。

明日も授賞式は続きます。たぶん。

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