リレーコラムについて

不運について

関陽子

腹を立てるほどでもないが微妙にツイてない日って、ありますね。

 

今朝、マンションの下で掃除中の管理人さんに挨拶して外に出たとたん、携帯を忘れたことに気づく。

再び会った管理人さんに「ちょっと忘れ物で〜」とかヘラヘラ言い訳する一手間が発生する。

満員電車で目の前の人が席を立った、ら、横のビジネスマンに速攻でそこに滑り込まれる。

改札。チャージ不足でフラッパーに腹を殴られ、後ろの人にごめんなさいする。

スタバ。飲みかけのアイスコーヒーをひっくり返し、お店の人にごめんなさいする。

会社まで歩く間の横断歩道。ほぼほぼ赤信号で止められる。

大事なプレゼンの出だし10秒をミュートで話してしまう。

このコラムの下書きファイルを閉じようとして、保存しないを押してしまう。
(イマココリカバリー中)

 

人間の運の収支がトントンだとすると、この小さな不運の積み重ねが

明日か週明けあたり、プレゼン勝ったよーという幸運となって返ってくることを祈るしかありません。

といってもこれ、あれ今日不運気味かも?と思った瞬間から、

普段なら気づかずスルーしてしまう些細な不運にも気づいてしまう、だけなのかもしれないですね。

 

そういえば、私は普段スルーしちゃうものに気づいてみよう遊び〜!をすることがあります。(コロナ禍で散歩しかできない時に始めたのですが)

歩きながら、黄色のものばかり探すとか、

街中で、謎のでっぱりがないか見つけながら歩くとか、くだらないやつ。

でも意外と面白いですよ。

もしかすると企画の役に立ちそうな気もしますが、もちろん未だ立ったことはありません。

 

世界一不運な男の物語「あしたの、喜多善男」(2008)は、

ゴールデンタイムに脇役の俳優だった小日向文世さんを主役にするという

攻めた傑作ドラマでしたね(まだ無名時代の吉高由里子さんが可愛かった!)。

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