リレーコラムについて

健康食のすすめ

阿部光史

健康食のすすめです。

運動に関してあまり意識的ではなかった僕ですが
同時に「食の健康」ということに関しても
あまり意識的ではなかったと言わざるをえません。

フライドポテトは好物だし、ポテトチップも大好き。
揚げ物はなんでも大好き。鶏のから揚げもとんかつも最高!

そんな僕がなぜ健康食のすすめを書き始めているかというと
その理由についてはここまでのコラムを読んでいただければと思います。

3回目のコラムを読んでいただいてありがとうございます。
阿部光史です。

ということで3年前の病気からはさすがに
食にはかなり気をつかってきたつもりだったんですが
その気の使いどころというと、これは減塩が中心でした。

そこに今回新たに脂質を減らすという縛りが追加されました。

今日はそのなかでも、お肉まわりの話をします。
退院後の食肉まわりについてどのような変化があったのでしょうかっ。

僕は元々神戸生まれなもので、神戸肉に代表される
肉汁が滴り落ちるような、柔らかくてジューシーなお肉に
慣れ親しみながら育ちました。いわゆる霜降りのお肉ですね。

特にしゃぶしゃぶ、すき焼きは大好き!
神戸三宮の「とけいや」はおすすめです。

しかし今後の人生の方針として、
脂質を減らしていかなくてはなりません。

一番シンプルな方法はお肉を食べないというビーガンな生き方ですが
肉類を全く食べないという生活もさすがにつらいものがあります。

そこで知ったのが、グラスフェッドビーフというお肉の存在。

グラスフェッドビーフというのは、
牛舎のなかで穀物の餌を食べて育ったのではなく
牧場に生えている草を食べて育った牛という意味です。

なぜこの肉が健康面で注目されているかというと
通常の牛肉よりも脂肪分やコレステロール、
カロリーなどが低いと言われているのです。
実際にグラスフェッドビーフを見ていただければわかるのですが
脂肪分が極端に少なく、ヒレ肉などはほぼ赤身の肉となっています。

ということで僕はグラスフェッドビーフを売っているところを
ネットと足を使ってかなり探しましたが、小売りとして扱っているのは
広尾のNATIONAL AZABUと麻布十番の日進ワールドデリカテッセンという
東京を代表する外国人向け食材店だけでした。

ウチの近くの世田谷の食料品店にはありません。

銀座の老舗百貨店の地下の高級精肉売り場にも行きました
しかしそこにあるのはいわゆる霜降りの肉ばかりです。
私はお店の方に聞いてみました。
グラスフェッドビーフはないんですか
すいません置いてません、という返事でした

あれ?老舗百貨店こそ、
シニアなお客様向けにそういうお肉を用意すべきでは?

なぜ主に日本人が買い物する食材店にはグラスフェッドビーフがなく
外国人が買い物するお店には当然のように売られているのでしょうか。

食に意識的になってくると、
時々、おや?という事を発見することがあります。
日本は長寿大国ではありますが、
食については世界の常識から乖離している部分もあるのですね。

話が主題から離れてきたので元に戻します。

定期検診で脂質異常とか言われたことがある方は
グラスフェッドビーフというものがあるということだけ
覚えていただければ幸いです。

で、食べた後の感想なんですけども
これはこれでなかなかおいしいのです
ミンチにしてもらえばハンバーガーも作れますよ。

以上、健康食のすすめでした。

今日のこの文章を
幸せに不健康な日々を過ごしている
コピーライター諸兄に捧げたいと思います

次回はお弁当のすすめです。

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