拝啓J.Y.Parkさま
「歌唱力に劣らず大切なことは、話すように歌うことです」
これは、僕が最近一番ハッとしたコピー。
このコピーを発したのは、ご存知の方も多いでしょう、
そう、J.Y.Parkさんでございます。
遅くなりました。TYOの松井一紘です。
このコラム毎日書くことがちょっとしたルールみたいなんですが、
早速2日目で掟を破ってしまいました。すみません。
だって、撮影がてっぺんぐらいまであったんだもの…
撮影の最中にテキトーに書いた文章なんて、
ただでさえ読む人いないのに、もっと読まれなくなっちゃうでしょ…
閑話休題。
なぜ僕が、あえて12月2日に、2回目のコラムを書いたのか。
ご存知の方も多いでしょう。
そうなんです。
今日はNiziUのデビュー日なんです。パチパチパチ。
いやぁ、このコロナ禍、ステイホームで何に感動したかというと、
「梨泰院クラス」「愛の不時着」そしてついに手を出した、
「Nizi Project」なんですね。
これは、我々の世代から見ると、モーニング娘。を輩出した
「ASAYAN」に大きく構造は似ているのですが、
やっぱり、もしかしたら彼女たち以上に目立っていたのが、
先ほどご紹介したJ.Y.Park(パク・ジニョン)さんなんですね。
奮闘する彼女たちに毎回投げかけられる、
Parkさんの的確なコピーが、彼女たちをさらに成長させていきました。
このParkさんのコピーは、J.Y.P構文と呼ばれるほど、
多くの方々に刺さり、共感されたんじゃないでしょうか。
「話すように、歌うこと」
このコピーに僕がハッとしてしまった訳は、2つ。
①ロックスターを目指しながらも、歌が壊滅的に下手だった自分が
15年前に聞いていたら、人生が変わってたかもしれないから。
②CMの企画もコピーも、まさに「話すように、書く」ことが大切だと
思ったから。
でございます。
もうこんな駄文を垂れ流しているので、きっと誰も見つけないと思うので、
ご本人の許可も得ずに書かせていただくと、
この1年いっちばんお世話になったであろう、
福里真一さんも、まさにこの「話すように、書かかれている」のです。
僕なんて企画のひよのひよっこですから、
邪心ばっかり先立って、企画さに硬さややましさが露出してしまうのですが、
福里さんの企画は、なんというか、血脈に入ってくる。
つまり、むちゃくちゃ、「自然」なんですね。
中国の大家で例えるならば、老子や荘子でしょうか。
話すようなカタチでストーリーが展開していくので、
とてもカラダの中にスッと入って、気づいたら
暗唱できるくらい浸透している。
これが、企画か。
と、僕はすごく感じたんですね。
昨日登場した、佐藤渉さんもまさにそうで、
アウトプットがちょっとイかれたものばかりですが、
よ〜く見ると、すっごくのどごしがいい。
無理しているように見えて、とても自然なんですね。
「話すように、歌うこと」
だから、このParkさんのことばを聞いて、
ハッとしたのはメンバーのみなさんだけじゃ、なかったんですね。
ということで12月2日がやってきましたので、
みんなでNiziUのデビューをお祝いしながら、
みんなでStep and a stepしていきたいですね。
スバラシイです!