リレーコラムについて

映画のコラムを書かされています

田中泰延

先週、なんと2回しかコラムを書かずに乗り切った
西島知宏さんから、このようにリレーされた。

「そうあの人です。月曜の鮮烈な登場、乞うご期待です!
TCCのサーバがパンクするような記事を書いてくれると思います。」

2回しか書かないで人生を乗り切る人の文章とは、
往々にしてこのようなものだ。
どのようなものかを検証したい。

●そうあの人です

まず、どの人だろうか。
名指しではないからとぼけることも不可能ではない。
そうなると、長年続いてきたリレーコラムを終了させた責任を
西島知宏さんが負わなければならない。
覚悟はできているのか。

そんな事態になると大変なので仕方なしに書く。
あの人とはわたし、電通関西支社の田中泰延です。

そもそも、わたしは昨年のいまごろ、
このコラムをリレーされて書いているのだ。
その前がなんと10年前である。
10年が1年の間隔にまで縮まってきた。
おそるべき2次関数的曲線だ。
数ヶ月後には毎日リレーコラムを書かされるに違いない。

●月曜の鮮烈な登場

つぎに、月曜の鮮烈な登場というのはなんなのだ。
「鮮烈に登場する」主語は「月曜」なのか。

たしかに月曜は毎週毎週、鮮烈に登場する。
笑点、まる子ちゃん、サザエさん、
このあたりまではひょっとして来ない、そんな気さえする。
しかし大河ドラマあたりで月曜はひしひしとその存在感を増し、
情熱大陸に至っては、我々は震えながら月曜の襲来を待つだけである。
そして朝になってしまったときの月曜の鮮烈感といったらない。

しかも、迷惑な話だ。
こう言われてしまったら月曜から書くしかないではないか。

●乞うご期待です

誰が、誰に乞うているのだ。
わたしは乞うた覚えはない。
西島さんか。
2回しか書かないで他人になぜこんな要求ができるのだ。

●TCCのサーバがパンクするような記事を書いてくれると思います

もう、無責任きわまりない。
他人にサイバーテロ攻撃を示唆する姿勢、
ほとんど「月曜になったら学校が燃えてないかな」
などと口走る小学生のそれだろう。

そんなわけのわからない人格の西島さんに命令されて、
わたしは彼が主宰する
「街角のクリエイティブ」
http://www.machikado-creative.jp/

というWEBメディアで

「田中泰延のエンタメ新党」

という映画などを紹介するコラムを書かされることになった。

連載第1回 映画『フォックスキャッチャー』
http://www.machikado-creative.jp/planning/3661/

連載第2回 映画『アメリカン・スナイパー』
http://www.machikado-creative.jp/planning/4094/

連載第3回 映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
http://www.machikado-creative.jp/planning/4417/

連載第4回 映画『味園ユニバース』
http://www.machikado-creative.jp/planning/4834/

連載第5回 映画『イミテーション・ゲーム』
http://www.machikado-creative.jp/planning/5742/

毎週毎週映画を観て駄話をするのだが、けっこう大変なんである。

だいたい、生まれてこのかた、こんなに長い文章を書いたことがない。
大学の卒論は本を丸写しして腱鞘炎になったのだが、それとはわけがちがう。

そして、企業から注文を受けて商品を売り込むための文章を書くのとも、
ぜんぜん勝手が違った。

そのあたりは、今週は5回も書く機会があるので、明日以降また書きます。

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