時限記憶爆弾
昨日はどうでもいいことを
長々と書いてしまってすみませんでしたけども、
普段毎日、広告をつくって
社会の役に立ってますので、
その反動で無駄な文章を書きたいんです。
書く方は楽しいんですよね、、。すみません。
それで院生のころ、ファイナルファンタジーの
8だか9だかをクリアしちゃったもんで
すごい暇になったことがありました。
ふと本棚を見ると
かっこつけて買ったけどほこりをかぶってる
数々の純文学が並んでいました。
ほかに一切やることがないので、
しかたなく三島由紀夫の潮騒という本を取り出して
読み始めましたら、これが大層面白くて
勢いよく読んでました。
そしたらある部分でものすごく心が動きました。
確かなんか、太陽の光が海面をビンタしてる、
みたいな文章のところです。
(間違ってたらすみません)
なんだろうこれは、、、と考えてたら、
よくマンガとかで記憶を失った主人公が
それを取り戻したときに
「アガガガ・・!俺はいったい・・ズキッ!ぐああ」
みたいになるときがあるんですが、
それみたいになりました。
中学生のころ、僕はまったく興味がない
三島の潮騒を適当に開いて、
海面ビンタの部分だけを必死に覚えたんです。
いつの日か自分がこれを読んで
アガガってなったらマジウケるわと思って。
院生の僕は心から感心してしまいました。
頭痛は痛かったですけど。
僕は記憶力が相当悪くて、
自分の名前と性別くらいしか
覚えられないほどなのですけど、
上の例のように、
工夫次第でそれを楽しむこともできるのです。
他にもこうした記憶の時限爆弾が
いくつか埋まってるような気がしています。
でも埋まってない気もします。
ごちゃごちゃ書きましたが、
もっとシンプルな例としては、
すでに見てしまった映画を何度でも楽しめます。
便利です。
同期の卓様が入社3〜9年目くらいのときに
「忘れっぽいから何度でも楽しめる」
と書いてある缶バッチを
原美術館のガチャガチャで手に入れたと言って
見せびらかしてくれたのを思い出しました。
ほんとそうなんですよね。