コピー年鑑について

年一度の審査会を通過した優れた広告をコピー年鑑としてまとめ、広く紹介しています。1963年の創刊から現在まで、その時々の時代性を広告という側面から反映した貴重なものとなっており、特に、コピーに関してはバイブル的存在として受け入れられています。

コピー年鑑2024 発売中!



ひとつひとつに光をあてる

1962年にスタートした、TCC(東京コピーライターズクラブ)会員が選ぶ優れた広告の制作者に贈られるTCC賞。本年度は4000本を超えるエントリーの中から、グランプリ1作品群、TCC賞14作品群、最高新人賞1名、新人賞17名、審査委員長賞2作品群を選出し、691作品がこのコピー年鑑に収録されました。
本書では受賞者が自ら作品を解説するとともに、最終審査委員によるグランプリからファイナリストまでの選評を掲載。受賞作品の制作の背景や、なぜこのコピー・この企画が選ばれたのか、その理由を知ることができます。1年を振り返るアーカイブとしてのみならず、これからのコミュニケーションを考える上で役立つ1冊です。

編集 東京コピーライターズクラブ
編集委員長 尾形真理子(Tang)
編集委員 国井美果(㈱国井美果)
栗田雅俊(電通)
吉兼啓介(博報堂)
アートディレクター 丸山もゝ子(博報堂クリエイティブ・ヴォックス)

見どころ・読みどころ

「コピー年鑑」の特徴のひとつは、全受賞作およびファイナリスト作品に添えられた読み応えのある審査選評です。一般部門の「TCCグランプリ」「TCC賞」の計15作には、4人の審査委員が選評を寄せており、より様々な視点で評価されたポイントを理解することができます。ぜひ本体を手に取って、作品とあわせてお読みください。

編集委員長の言葉

この鳥は、なんでしょう。
恐れ知らずの好奇心に、豊かな知性と社会性。
人間に対して強い興味関心があり、
言葉によるコミュニケーションを得意とします。
だけど一方で、放っておかれることに極端に弱く、
無視されると耐えられない特徴があります。
たまにストレスで叫んでみたり、自虐的になったり。
あれ?なんだか親近感が湧きませんか。
種は、キバタン。名前は、コピー子ちゃんです。
コピー年鑑を編むという行為は、
この年に生まれた広告に、コピーライティングに、
標本としての役割を付加させて、
歴史の中に採集していくことだと思います。
そして、未来のコピーライターへと渡していく。
できるかぎり、「ひとつひとつ」に光を当てて、
できるかぎり、手に取りやすく、読みやすく。
未来のたくさんのコピー子ちゃんたちが、
言葉の羽を自由に広げられることを願って。
デザインチームの皆さんに心から感謝いたします。

コピー年鑑2024 編集委員長 尾形真理子

 

※お問い合せ・・・宣伝会議 読者サービスセンター
フリーダイヤル:0120-55-5059
E-mail: hanbai@sendenkaigi.co.jp


※2024年度受賞作品リストは こちら